“書院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよゐん66.7%
しょいん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、お濱さんが書院しよゐんの庭あたりでんで居る。貢さんは耳鳴みヽなりがして、其のなつかしい女の御友達おともだちの声が聞え無かつた。兄はにつと笑つて
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
とうさんもその書院しよゐんましたが、曾祖母ひいおばあさんがひとりでさびしいといふときにははなれの隱居部屋ゐんきよべやへもとまりにくことがりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
十一月二十四日のひつじ下刻げこくである。西町奉行所の白州しらすははればれしい光景を呈している。書院しょいんには両奉行が列座する。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そうづくりのいただき、四ほう屋根やね、千ぼんびさし垂木たるき勾欄こうらん外型そとがたち、または内部八じょう書院しょいん天井てんじょうまどなどのありさま、すべて、藤原式ふじわらしきの源氏づくりにできているばかりでなく
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)