“御友達”の読み方と例文
読み方割合
おともだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、お濱さんが書院しよゐんの庭あたりでんで居る。貢さんは耳鳴みヽなりがして、其のなつかしい女の御友達おともだちの声が聞え無かつた。兄はにつと笑つて
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
からそれをすぐ御友達おともだちの所へ届けて御上おあげなさい。是はにいさんには内所ないしよだから其積そのつもりでゐなくつては不可いけない。奥さんの事も宿題にするといふ約束だから、よく考へて返事をなさい。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
れでもわたしそのやうな悋氣沙汰りんきさたまうすのでは御座ござりませぬ、今日けふ會席くわいせきにぎやかに、種々いろ/\方々かた/″\御出おいでなかれとて世間せけんきこえぬもく、このやうのお人達ひとたちみな貴郎あなたさまの御友達おともだちかとおもひますれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)