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書院
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しょいん
十一月二十四日の
未の
下刻である。西町奉行所の
白州ははればれしい光景を呈している。
書院には両奉行が列座する。
三
層づくりのいただき、四
方屋根、千
本廂、
垂木、
勾欄の
外型、または内部八
畳の
書院、
天井、
窓などのありさま、すべて、
藤原式の源氏づくりにできているばかりでなく
雀や
燕は
出産を気がまえて、
新巣の
経営に
忙しく、昨日も今日も
書院の
戸袋に
巣をつくるとて、チュッ/\チュッ/\
喧しく
囀りながら、さま/″\の
芥をくわえ込む。
蠅がうるさい。
蚊がうるさい。
縁の高い
書院造りの部屋が、眼の前にある。
“書院”の意味
《名詞》
中国唐の時代、役所に付属する書庫または編纂所。
中国宋の時代以降の私学。
寺院、公家、武家の屋敷の居間兼書斎。
書店。出版社。
(出典:Wiktionary)