“しよゐん”の漢字の書き方と例文
語句割合
書院100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よしや此縁このえんいとひたりとも野末のずゑ草花さうくわ書院しよゐん花瓶くわびんにさゝれんものか、恩愛おんないふかきおやさせてれはおなじき地上ちじやう彷徨さまよはんとりあやまちても天上てんじやうかなひがたし
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
玄竹げんちく今日けふ奉行役宅ぶぎやうやくたくが、いつもよりはさらしづかで、さびしいのにいた。るとともに、靜寂せいじやくくははつて川中かはなか古寺ふるでら書院しよゐんにでもるやうな心持こゝろもちになつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
……これから案内あんないしたがつて十二でふばかり書院しよゐんらしいところとほる、次は八でふのやうで正面しやうめんとこには探幽たんにゆう横物よこものかゝり、古銅こどう花瓶くわびんに花がしてあり、煎茶せんちや器械きかいから、莨盆たばこぼんから火鉢ひばちまで
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)