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嘗
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なめ
ふりがな文庫
“
嘗
(
なめ
)” の例文
最初は唐辛の
端
(
はじ
)
を
嘗
(
なめ
)
ても辛いといった人が後には一本食べても平気になります。そうなると身体に毒で強壮な人でも種々の弊害を
惹起
(
ひきおこ
)
します。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「何でえ、支倉が何でえ。あんな野郎に
嘗
(
なめ
)
られてこの俺様が黙って引込んでられるけえ。さあ来い。うむ、支倉が何でえ」
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
双方のびやかにお茶を
嘗
(
なめ
)
てお菓子を嗅いで眼や口を細くして語り合いながら、お互いの鼻同志はとっくに気がさし合ってウンザリしている。いい加減シビレが切れたところで
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
澳より近く寄するを見れば十丈ばかりの蜈蚣で上は□□に光り左右の眼(?)は赤く光る、上から来るは同じ長さほどの
臥長
(
ふしたけ
)
一抱えばかりな蛇が舌
嘗
(
なめ
)
ずりして向い合うた、蛇
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
捨てこそ有なれと思ふも
果敢
(
はか
)
なき
小女氣
(
むすめぎ
)
なり彼の一
生
(
しやう
)
の
苦勞
(
くらう
)
は他人に
寄
(
より
)
一
雙
(
さう
)
の玉手千人
枕
(
まくら
)
し一
點
(
てん
)
の
唇
(
くちびる
)
萬客に
嘗
(
なめ
)
らるゝと云ふ
愁
(
つら
)
い
勤
(
つと
)
めの其中の心の底を打明て語るお方は唯一人と小夜衣が
誠
(
まこと
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
乙「
歩行
(
かち
)
新宿の裏から出しアがッたんだ、今貸座敷を
嘗
(
なめ
)
てアがるんだ」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
やっぱり一粒か二粒
宛
(
ずつ
)
たべては、お汁をすこしずつ
嘗
(
なめ
)
るばかりです。豚吉は初めのうちは我慢してジッと待っておりましたけれども、とうとう我慢しきれなくて冷かし初めました。
豚吉とヒョロ子
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
三鳥山人
(著)
「髑髏を被告に突つけて
嘗
(
なめ
)
て見ろと云ったではないか」
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
嘗
漢検準1級
部首:⼝
14画
“嘗”を含む語句
大嘗
新嘗
新嘗祭
未嘗
舌嘗
嘗試
一嘗
大嘗祭
臥薪嘗胆
大嘗会
新嘗忌
神嘗祭
総嘗
神嘗
相嘗
總嘗
践祚大嘗祭
飴嘗
新嘗会
新嘗屋
...