“相嘗”の読み方と例文
読み方割合
アヒナメ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと共に、神との相嘗アヒナメに供へられた御贄の品が、氏人の一つの根から岐れた物で、神にも近いものとする考へのあつた事は、述べて置いた。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其が段々に、一つ先祖から岐れ出て、海獣で先祖の儘の姿で居るといつた骨肉感を抱く様になり、祖先神の祭りに右の人魚を犠牲にして、神と村人との相嘗アヒナメに供へたものであらう。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)