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嘗
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なむ
能く
自他の
分を
明にして
二念あることなく、理にも非にもただ徳川家の主公あるを
知て他を見ず、いかなる非運に際して
辛苦を
嘗るもかつて
落胆することなく
嘗れば
嫌ふべき
淫慾なしと立る
法なり三寶院は
聖護大僧正を
宗祖とし聖護院は
坊譽大僧正を
宗祖とするなり然ども
何も
開山と申は三派ともに
役の
小角が開き給ひしなり
扨亦山伏が
補任の
次第
空しく資本を失うか、しからざればわずかに利潤の
糟粕を
嘗るのみ。