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壁掛
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かべかけ
ふりがな文庫
“
壁掛
(
かべかけ
)” の例文
それに、
月末
(
つきずゑ
)
だつてもう
近
(
ちか
)
いんだし、
何
(
なに
)
もそんなあつてもなくつてもいい
壁掛
(
かべかけ
)
なんかを
今
(
いま
)
お
買
(
か
)
ひになることないぢやありませんか
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
もっと精確に云うと銃口は、向いの窓の内から見える
壁掛
(
かべかけ
)
電話機を
覘
(
ねら
)
っているのだった。——その電話機は、受話器が
紐
(
ひも
)
のままダラリと下っていた。
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
印度
(
インド
)
の
更紗
(
さらさ
)
とか、ペルシャの
壁掛
(
かべかけ
)
とか号するものが、ちょっと
間
(
ま
)
が抜けているところに価値があるごとく、この花毯もこせつかないところに
趣
(
おもむき
)
がある。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「まア、
空
(
そら
)
とぼけるなんて
卑怯
(
ひけふ
)
だわ。そ、そんな
贅澤
(
ぜいたく
)
な
壁掛
(
かべかけ
)
なんかを
氣
(
き
)
まぐれにお
買
(
か
)
ひになる
餘裕
(
よゆう
)
があるんならつて
言
(
い
)
ふのよ」
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
さすがに
隱
(
かく
)
しきれもせずに、
夫
(
をつと
)
がてれ
臭
(
くさ
)
い
顏附
(
かほつき
)
でその
壁掛
(
かべかけ
)
の
包
(
つつ
)
みを
解
(
ほど
)
くと、
案
(
あん
)
の
條
(
でう
)
妻
(
つま
)
は
非難
(
ひなん
)
の
眼
(
め
)
を
向
(
む
)
けながらさう
言
(
い
)
つた。
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
壁
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“壁掛”で始まる語句
壁掛布