“げつまつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
月末100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴方あなた、此の月末げつまつからうしませう。田舎と違つて大分街では生活くらしが掛りさうですわ。』
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
実は文芸時評がけないから、原口はらぐちだの何だの二三軒あるいたが、何所どこ月末げつまつで都合がつかない。それから最後に里見の所へ行つて——里見といふのは知らないかね。里見恭助。法学士だ。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
自分の外で働いて取る金額の全部を挙げて細君の手にゆだねるのを例にしていた健三には、それが意外であった。彼はいまだかつて月末げつまつに細君の手から支出の明細書めいさいがきを突き付けられたためしがなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)