“明細書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいさいがき50.0%
めいさいしよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の外で働いて取る金額の全部を挙げて細君の手にゆだねるのを例にしていた健三には、それが意外であった。彼はいまだかつて月末げつまつに細君の手から支出の明細書めいさいがきを突き付けられたためしがなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
毛頭もうとう是なく何卒御賢察下けんさつくだし置れ候樣偏へに願ひ上奉つるとなみだながら申立ければ大岡殿聞し召れ汝ぢ右樣申立ると雖も半左衞門方よりの明細書めいさいしよおもむきにては其方の煙草入が平兵衞の死骸しがいそばに落て有しのみならず加之そのうへ平兵衞より其方へあてたる手紙が中に入有し趣き是等はどうぢやと申されければ富右衞門其煙草入は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)