“賢察下”の読み方と例文
読み方割合
けんさつくだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見送る事も出來ぬ身を以て如何いかん他行たぎやうなどの出來申べきや其へんとくと御賢察下けんさつくだされ度とまことしやかにちんずる形容ありさま越前守殿見られてわざおもてやはらげられ其方は強情がうじやう者なり追て證據人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
毛頭もうとう是なく何卒御賢察下けんさつくだし置れ候樣偏へに願ひ上奉つるとなみだながら申立ければ大岡殿聞し召れ汝ぢ右樣申立ると雖も半左衞門方よりの明細書めいさいしよおもむきにては其方の煙草入が平兵衞の死骸しがいそばに落て有しのみならず加之そのうへ平兵衞より其方へあてたる手紙が中に入有し趣き是等はどうぢやと申されければ富右衞門其煙草入は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)