“謄写摺”の読み方と例文
読み方割合
とうしゃずり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時にお雪が帰って来て、その紙を取上げ、猫板の上に置いたのを、偸見ぬすみみすると、謄写摺とうしゃずりにした強盗犯人捜索の回状である。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
来月はまた浅草公園へ戻るという話がきまって、謄写摺とうしゃずりの新しい脚本がめいめいの手にわたされた。
心づくし (新字新仮名) / 永井荷風(著)