“うそぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウソブ
語句割合
92.9%
空嘯7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
廃娼派が、廃娼は天下の世論だと云えば、多数派の存娼派は、衆議院の過半数の提案の方が天下の世論ではないかとうそぶくのである。
「ははあ、いよいよ信濃路かな。一茶の句にいわく、信濃路や山が荷になる暑さかな……ところが今はもう暑くねえ」とうそぶきました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
畢竟ひっきょう、親の子のというは人間の私、ひろき天地より観るときは、おなじ世界に湧いた虫」と大判司は相手に負けないような眼をみはって空嘯うそぶく。
島原の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これは満腔まんこうの敵意を、反っくり返った鼻と、山のごとくそびえた肩に見せて、万七の空嘯うそぶく前を通ります。