“そらうそ”の漢字の書き方と例文
語句割合
空嘯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出し給へ此上なほも爭ひ給はゞ外に致し方これ有りと申しけるに昌次郎はなほ空嘯そらうそふき我等は然樣さやうおぼえもなくことにお前は何處の人か終にあうたることもなしコリヤ傳吉と申し合せ我等へ遺趣ゐしゆてもあるかして罪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「なんだい」と、張順は空嘯そらうそぶいて、ニヤニヤ笑う。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たう將軍の御落胤らくいんなれば徳川の表札御紋付の幕も更にはゞかる儀にあらずと彼紅屋等かのべにやらに語りし如く空嘯そらうそふいて告ければ四郎右衞門は今更詮方せんかたなく迷惑めいわくが無ればよしと心中に思ふのみ乍ら捨置すておいては無念ならんと此段奉行所ぶぎやうしよ町役人ちやうやくにん同道どうだうにて訴へいでおもむき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)