“空嘯吹”の読み方と例文
読み方割合
そらうそぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「冗談ぢやねえぜ。あてられてたまるものか。」と、嘉吉は空嘯吹そらうそぶいて云ふ。軈て石垣の岸へ着くと小舟は元のやうにつないで置いて、二人は赤煉瓦あかれんぐわの倉庫の方へ急いだ。此の時かゝれのブウが鳴つた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)