“大巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおはば60.0%
おほはば20.0%
タイキン20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、横丁々々から一斉に吹き出した火は長いなりに大巾おおはばになって一面火の海となり、諏訪町、駒形一円を黒烟に包んであばれ狂って来た。
ひぢりめんのくくり猿をつけた大巾おおはばちりめんの大旗や、出車だしもでた。
根元のところから始った亀裂きれつが、布を裂くような音を立てながら、眼にもとまらぬ早さで電光いなずま形に上のほうへ走りあがってゆき、大巾おおはばな岩側が自重じじゅうで岩膚から剥離はくりしはじめた。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
鉄門はすでに固くとざされたり、赤煉瓦あかれんぐわへいに、高く掲げられたる大巾おほはばの白布に、墨痕ぼくこん鮮明なる「社会主義大演説会」の数文字のみ、燈台の如く仰がれぬ、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
能楽の「石橋」を見ても大巾タイキンには角はないが利巾リキンには角があり〔註三〕さらに我国の獅子頭にも、角のあるのは決して珍しいものではなく、しかもこの角が必ずしも鹿のそれだとばかり定められぬ点がある。
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)