“領巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひれ60.0%
ヒレ33.3%
えりぎぬ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでスセリ姫の命が蛇の領巾ひれをその夫に與えて言われたことは、「その蛇が食おうとしたなら、この領巾ひれを三度振つて打ちはらいなさい」
古く領巾ヒレと言ふものがあつた。采女が著けたものだ。昔は、ずつと短かゝつたのであらう。其にしても、其用途は未だに、はつきりしてゐない。
はちまきの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
中單チヨキの代にその頃着る習なりし絹の胸當をば、針にて上衣の下に縫ひ留めき。領巾えりぎぬをば幅廣きひだたゝみたり。頭には縫とりしたる帽を戴きつ。我姿はいとやさしかりき。