“ヒレ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ひれ
語句割合
領巾83.3%
比礼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もゝしきの大宮人は、鶉とり領巾ヒレとりかけて、まなばしらをゆきあへ、には雀うずゝまりゐて、今日もかもさかみづくらし。高光る日の宮人。ことのかたりごとも。こをば(雄略記)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
韓国のに立ちて、大葉子は領巾ヒレ振らすも。日本ヤマトへ向きて——欽明紀
「八島」語りの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
是に其ミメ須勢理毘売命、蛇の比礼ヒレを其夫に授けて、申し給わく、其蛇わんとせば、此比礼を三度振りて、打ハラい給えと詔給う。故教のごとし給いしかば、蛇自ら静りし故に、やすく寝給いき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)