“おんこゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御聲50.0%
御声50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そばには可愛かはゆちご寐姿ねすがたみゆ、ひざうへには無情むじやうきみれを打捨うちすたまふかと、殿との御聲おんこゑあり/\きこえて、外面そともには良人をつともどらんけたるつきしもさむし、たとへば良人をつといま此處こゝもどらせたまふとも
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
幼君えうくん快活くわいくわつなる御聲おんこゑにて、「十萬石じふまんごく勝手かつてにいたせ。」
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
殿とのいまもし此處こゝにおはしまして、れいかたじけなき御詞おことば數々かず/\、さてはうらみににくみのそひて御聲おんこゑあらく、さては勿躰もつたいなき御命おいのちいまをかぎりとのたまふとも、れは此眼このめうごかんものか、此胸このむねさわがんものか
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今もし此処こゝにおはしまして、れいかたじけなき御詞おことばの数々、さては恨みに憎くみのそひて御声おんこゑあらく、さては勿躰もつたいなき御命おいのちいまを限りとの給ふとも、我れはこのの動かん物か、この胸の騒がんものか。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さらばよの御声おんこゑごえや
おもひで (新字旧仮名) / 末吉安持(著)