“おこえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御声100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うやうやしくあたまげているわたくしみみには、やがて神様かみさま御声おこえ凛々りんりんひびいてまいりました。それは大体だいたいのような意味いみのお訓示さとしでございました。
これは、旧幕時代に、将軍さまの御声おこえがかりで建てられたという由緒のある寺でありますが、明治時代になってからは、さほど内輪うちわが豊かでなくなり、かなりに荒れてきたのであります。
墓地の殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
このままに二時ふたときいたら、微妙な、御声おこえが、あの、お口許くちもと微笑ほほえみから。——
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)