“寐姿”の読み方と例文
読み方割合
ねすがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傍(そば)には可愛(かあゆ)き児(ちご)の寐姿(ねすがた)みゆ。膝(ひざ)の上には、「無情の君よ、我れを打捨て給ふか」と、殿の御声(おこゑ)ありあり聞えて、外面(そとも)には良人(をつと)や戻(もど)らん、更けたる月に霜さむし。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
時(とき)ならず早(はや)う起出(おきい)でめされたが、目(め)に入(い)るものは、時(とき)ならず早(はや)う臥(ね)た息子(むすこ)どのゝ寐姿(ねすがた)ぢゃ。
傍(そば)には可愛(かはゆ)き兒(ちご)の寐姿(ねすがた)みゆ、膝(ひざ)の上(うへ)には無情(むじやう)の君(きみ)よ我(わ)れを打捨(うちす)て給(たま)ふかと、殿(との)の御聲(おんこゑ)あり/\聞(きこ)えて、外面(そとも)には良人(をつと)や戻(もど)らん更(ふ)けたる月(つき)に霜(しも)さむし、たとへば我(わ)が良人(をつと)今(いま)此處(こゝ)に戻(もど)らせ給(たま)ふとも
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)