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吻
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くちばし
ふりがな文庫
“
吻
(
くちばし
)” の例文
いまわしき蟲共は、表面平穏を装いながら、その実死体の内部に於て、幾億の極微なる
吻
(
くちばし
)
を揃え、ムチムチと、五臓を蝕み尽しているのであった。
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
親仁
(
おやじ
)
の
面
(
つら
)
は朱を
灌
(
そそ
)
いで、その
吻
(
くちばし
)
は
蛸
(
たこ
)
のごとく、魚の
鰭
(
ひれ
)
は
萌黄
(
もえぎ
)
に光った。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
剛造は
吻
(
くちばし
)
を
容
(
い
)
れぬ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
“吻”の解説
吻(ふん、proboscis)とは、動物の体において、口あるいはその周辺が前方へ突出している部分を指す用語である。動物群によってその部位や役割はさまざまである。
(出典:Wikipedia)
吻
漢検準1級
部首:⼝
7画
“吻”を含む語句
接吻
口吻
吻合
吻々
吻々々々
吻々吻
吻喙
喉吻
尖吻熱舌
接吻泥棒
接吻禮
有吻類
脣吻
餓吻