“からっぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カラッポ
語句割合
空虚81.8%
空洞9.1%
虚空9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愚痴を並べ、苦情を云っていられるうちは、貧乏の部には入らないという、そのほんとの「空虚からっぽ」が来たのである。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
死んでいるのかをためさんとする如く、つくねんとたたずんでうかがっている、天地皆死んだとき、宇宙は星の外に皆吹き払われて、空洞からっぽになってしまったとき、自分の眼は冴え冴えしくなり
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
彼は胃袋が虚空からっぽになったのを感じた。筆を置いて、両手で頭を支えると、自分の頭はまるで二つの柱に立てかけた地球儀のようであった。
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)