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カラッポ
ふりがな文庫
“カラッポ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:
からっぽ
語句
割合
空洞
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空洞
(逆引き)
真昼時
(
まひるどき
)
の、静かな蔭に泌みた部屋に、汚ない
服装
(
みなり
)
をした此の婦人が白痴のやうに
空洞
(
カラッポ
)
な顔をして、グッタリ窓に凭れてゐる様を、私は稀に見ることがあつた。
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
僕は時々上を見上げて、深くヂッと考へてみる。すると僕の考へが、急に僕の額から煙のやうに逃げ出してゆく、僕は
空洞
(
カラッポ
)
の額のなかに、憔悴した僕の頬を、そればかり目瞼一杯に映してしまふ。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
カラッポ(空洞)の例文をもっと
(2作品)
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