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空洞
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カラッポ
ふりがな文庫
“
空洞
(
カラッポ
)” の例文
真昼時
(
まひるどき
)
の、静かな蔭に泌みた部屋に、汚ない
服装
(
みなり
)
をした此の婦人が白痴のやうに
空洞
(
カラッポ
)
な顔をして、グッタリ窓に凭れてゐる様を、私は稀に見ることがあつた。
蝉:――あるミザントロープの話――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
僕は時々上を見上げて、深くヂッと考へてみる。すると僕の考へが、急に僕の額から煙のやうに逃げ出してゆく、僕は
空洞
(
カラッポ
)
の額のなかに、憔悴した僕の頬を、そればかり目瞼一杯に映してしまふ。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
“空洞”の意味
《名詞》
空洞(くうどう)
中に穴があいて空間があること。また、その空間。
ほらあなのこと。
肺結核などにより体内の組織が液化して空間が生じること。
(出典:Wiktionary)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
洞
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
“空洞”で始まる語句
空洞木
空洞球状