“くうどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
空洞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、はちしたは、みかんばこおおきさの空洞くうどうで、つまり、はちしたなにかをかくしておく場所ばしょができているのであつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
根の間から生え出たきのこが、病衰した樹木の汁を吸って、それをしだいに空洞くうどうになしていた。黒ありが朽木を砕いていた。
この物語られた世界をのぞいたとき、人は見た——内心の空洞くうどうと生物学的な衰微とを、最後のせとぎわまで、世間の目から隠している、あの優美な自制を。