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うつぼ
ふりがな文庫
“うつぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
靱
52.4%
空穂
23.8%
羽壺
9.5%
空洞
4.8%
靫
4.8%
鱓
4.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
靱
(逆引き)
ところが、それから二年のちにはもう私は、
靱
(
うつぼ
)
の乾物屋で青い紐の前掛をしていました。はや私の放浪癖が頭をもたげていたのでしょう。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
うつぼ(靱)の例文をもっと
(11作品)
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空穂
(逆引き)
『弓馬秘伝聞書』に
祝言
(
しゅうげん
)
の供に猿皮の
空穂
(
うつぼ
)
を忌む。『閑窓自語』に、元文二年春、出処不明の大猿出でて、
仙洞
(
せんとう
)
、二条、近衛諸公の邸を徘徊せしに、
中御門
(
なかみかど
)
院崩じ諸公も
薨
(
こう
)
じたとあり。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
うつぼ(空穂)の例文をもっと
(5作品)
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羽壺
(逆引き)
彼が屋敷町の小路を、針はいらんか、京針はいらんか——と
商
(
あきな
)
いして歩いていると、向うから、
羽壺
(
うつぼ
)
の
革袋
(
かわぶくろ
)
を脇に掛けて、
二張
(
ふたはり
)
三張
(
みはり
)
の古弓を肩に
担
(
にな
)
った男が、日吉よりはよく
徹
(
とお
)
る声で
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うつぼ(羽壺)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
空洞
(逆引き)
朽ちかけた山門、
空洞
(
うつぼ
)
のある欅の大樹、苔むした永代常夜燈、その頂きの傘に附してあるシャチも捥ぎとられたり欠けたりしていた。
茶粥の記
(新字新仮名)
/
矢田津世子
(著)
うつぼ(空洞)の例文をもっと
(1作品)
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靫
(逆引き)
いよいよ道誉が
配流
(
はいる
)
されて行く日を見れば、その行装など、日ごろの物見遊山とも変るところはなく、従者三百騎は、例の
伊達
(
だて
)
すがたに猿皮の
靫
(
うつぼ
)
をかけたり、
鶯籠
(
うぐいすかご
)
やら
酒肴
(
しゅこう
)
の
重箱
(
じゅうばこ
)
をたずさえたりして
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うつぼ(靫)の例文をもっと
(1作品)
見る
鱓
(逆引き)
小鮫の類を海底の猛獣に例えるなら、そのガラス
道
(
みち
)
に現れる魚類としては、
鱏
(
えい
)
などは、水に棲む猛鳥にも比すべく、
穴子
(
あなご
)
、
鱓
(
うつぼ
)
の類は毒蛇と見ることが出来ましょう。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
うつぼ(鱓)の例文をもっと
(1作品)
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“うつぼ”の意味
《名詞:空》
うつぼ【空、虚、洞】
中がからっぽであること。そのさま。うつお、うつろ、うろ。
岩や樹木などにできた空洞。
上着だけで下に重ね着する衣服がないこと。
ねぎの女房詞。
《名詞:武器》
うつぼ【靫、空穂、靱、𫂩】
矢を携帯する容器。うつお、ゆぎ、えびら。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
ゆぎ
ゆき
あな
うつほ
うつろ
うろ
からっぽ
からどう
ごまめ
がらんどう