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空穂
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うつぼ
ふりがな文庫
“
空穂
(
うつぼ
)” の例文
思い思いのことを主張する弁論を女院は興味深く
思召
(
おぼしめ
)
して、まず日本最初の小説である竹取の
翁
(
おきな
)
と
空穂
(
うつぼ
)
の
俊蔭
(
としかげ
)
の巻を左右にして論評をお聞きになった。
源氏物語:17 絵合
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
『弓馬秘伝聞書』に
祝言
(
しゅうげん
)
の供に猿皮の
空穂
(
うつぼ
)
を忌む。『閑窓自語』に、元文二年春、出処不明の大猿出でて、
仙洞
(
せんとう
)
、二条、近衛諸公の邸を徘徊せしに、
中御門
(
なかみかど
)
院崩じ諸公も
薨
(
こう
)
じたとあり。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
一一八
紅皿欠皿
(
べにざらかけざら
)
の話も遠野郷に行なはる。ただ欠皿の方はその名をヌカボといふ。ヌカボは
空穂
(
うつぼ
)
のことなり。継母に悪まれたれど神の恵ありて、つひに長者の妻となるといふ話なり。
遠野物語
(新字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
空穂
(
うつぼ
)
物語の
藤原
(
ふじわら
)
の君の姫君は重々しくて過失はしそうでない性格ですが、あまり
真直
(
まっすぐ
)
な線ばかりで、しまいまで女らしく書かれてないのが悪いと思うのですよ
源氏物語:25 蛍
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
一一八
紅皿欠皿
(
べにざらかけざら
)
の話も遠野郷に
行
(
おこ
)
なわる。ただ欠皿の方はその名をヌカボという。ヌカボは
空穂
(
うつぼ
)
のことなり。
継母
(
ままはは
)
に
悪
(
にく
)
まれたれど神の
恵
(
めぐみ
)
ありて、ついに長者の妻となるという話なり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
穂
常用漢字
中学
部首:⽲
15画
“空穂”で始まる語句
空穂猿