“さぶらう”の漢字の書き方と例文
語句割合
三郎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうさんのうちではよく三郎さぶらううはさをします。三郎さぶらう木曾きそはうはなしもよくます。あの木曾きそやまなかとうさんのうまれたところなんですから。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
太郎たらう次郎じらうは一とうさんにいて、三郎さぶらう木曾きそ小父をぢさんのうちたづねたことがりましたらう。あの小父をぢさんのうちまへから、木曽川きそがはながれるところをましたらう。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
三郎さぶらうはもうながいこと信州しんしう木曾きそ小父をぢさんのうちやしなはれてまして、あに太郎たらう次郎じらうのところへ時々とき/″\手紙てがみなぞをよこすやうになりました。三郎さぶらうはことし十三さい末子すゑこがもう十一さいにもなりますよ。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)