“生新”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしん50.0%
なまあたら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒のさかなに不向きなまぐろで辛抱しんぼうしてきたであろう江戸人……、肉のいたみやすいめじまぐろに飽きはてた江戸人が、目に生新せいしん青葉あおばを見て爽快そうかいとなり、なにがなと望むところへ
いなせな縞の初鰹 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
昼間はさしては白くもみえない湯けむりが、宿屋の軒にまでモクモクと這いだして、硫黄いおうの匂いまでがなんとなく生新なまあたらしく鼻をうってくる。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)