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精神
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たましい
ふりがな文庫
“
精神
(
たましい
)” の例文
私
(
わっち
)
が弟子に来た時分は釘一本
他手
(
ひとで
)
にかけず、自分で
夜延
(
よなべ
)
に削って、
精神
(
たましい
)
を入れて打ちなさったから百年経っても
合口
(
えいくち
)
の放れッこは無かったが
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その時までの
記章
(
かたみ
)
にはおれが秘蔵のこの匕首(これにはおれの
精神
(
たましい
)
もこもるわ)匕首を残せば和女もこれで
煩悩
(
ぼんのう
)
の
羈
(
きずな
)
をばのう……なみだは
無益
(
むやく
)
ぞ
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
いわゆる
囘憶
(
おもいで
)
というものは人を喜ばせるものだが、時にまた、人をして
寂寞
(
せきばく
)
たらしむるを免れないもので、
精神
(
たましい
)
の
縷糸
(
いと
)
が
已
(
すで
)
に逝ける淋しき時世になお引かれているのはどういうわけか。
「吶喊」原序
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
「これでわしらの
精神
(
たましい
)
の
曼陀羅
(
まんだら
)
もできるというもの」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが幾ら使っても百年も二百年も毀れずに元のまんまで居るというのア仕事に
精神
(
たましい
)
を入れてするからの事だ、精神を入れるというのは外じゃアねえ
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
あなたの御家来が、
出来
(
でか
)
しました。あなたのこの世に持っていた一城も、これでただ意味もない滅亡ではなくなりました。いえいえ、この世の中にとって、人々の
精神
(
たましい
)
のうちに、幾代の末までも、どんなに大きな役目を
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
本堂や墓場の掃除でもして罪滅しをして一生を送り
度
(
た
)
いので、段々のお話で私は
悉皆
(
すっかり
)
精神
(
たましい
)
を洗い、誠の人になりましたから、どうか私をお弟子にして下さいまし
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
三「
聊
(
いさゝ
)
か待ち給え、
急
(
せ
)
いては事を
為損
(
しそん
)
ずるから、宜しく
精神
(
たましい
)
を
臍下丹田
(
さいかたんでん
)
に納めて以て、即ち貴方ようく脳膸を
鎮
(
おさ
)
めずんばあるべからず、
怒然
(
どぜん
)
として心を静め給え」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と死物狂いの声で
呶鳴
(
どな
)
り立てゝ、ピン/\と鼻へ抜けて出る調子で、
精神
(
たましい
)
はもう頭へ
上
(
のぼ
)
って居ます。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
アハヽヽ
精神
(
たましい
)
を籠めた処が分りましたか、
私
(
わっちゃ
)
ア自慢をいう事ア
大嫌
(
だいきら
)
いだが、それさえ分れば
宜
(
よ
)
うがす、
此様
(
こんな
)
に瑕が付いちゃア道具にはなりませんから、持って帰って其の内に見付かり次第
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
精神
(
たましい
)
が沈着いて無心になれば何でも
速
(
すみや
)
かに分りまするものと見えます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“精神”の意味
《名詞》
物質、肉体に対しての心、魂。
知性的、理性的な心の働き。
根本の意味。最も大切な目標。
(出典:Wiktionary)
“精神”の解説
精神(せいしん、en: Spirit)は、心、意識、気構え、気力、理念、などといった意味を持つ言葉。
(出典:Wikipedia)
精
常用漢字
小5
部首:⽶
14画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“精神”で始まる語句
精神病者
精神的
精神上
精神病
精神統一
精神萌芽説
精神萌芽
精神病院
精神化学
精神病系統