“臍下丹田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいかたんでん88.9%
さいかたんでん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
按吉は、時々、お天気のいい日、臍下丹田せいかたんでんに力をいれて、充分覚悟をかためた上で、高僧を訪ねることが、稀にはあった。
勉強記 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
第一流の名人が演じても、容易に共鳴出来ないので、座り直して、深呼吸をして、臍下丹田せいかたんでんに力をめて正視してもどこがいいのかわからない場合が多い。
能とは何か (新字新仮名) / 夢野久作(著)
三「いさゝか待ち給え、いては事を為損しそんずるから、宜しく精神たましい臍下丹田さいかたんでんに納めて以て、即ち貴方ようく脳膸をおさめずんばあるべからず、怒然どぜんとして心を静め給え」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)