“虐待”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎゃくたい80.5%
ぎやくたい19.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生徒虐待ぎゃくたいとか云ってたちまちに問題をひき起すのであろうが、寺子屋の遺風の去らない其の当時にあっては、師匠が弟子を仕込む上にいて
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それはヤンが患者を汚ながったり虐待ぎゃくたいするばかりか、座間やカークには、この混血児めと蔑視的な態度を見せるからだった。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
『その性狂暴、奢侈しやしに長じ、非分の課役をかけて農民を苦しめ、家士を虐待ぎやくたいし、天草の特産なる鯨油げいゆを安値に買上げて暴利をむさぼり』
それわかつてゐる。本人の病気にけ込んで僕が意趣らしに、虐待ぎやくたいでもすると思つてるんだらうが、僕だつて、まさか」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)