行程みちのり)” の例文
余与よと京水と同行どうかう十人小千谷をはなれて西の方●新保しんほ村●薮川新田やぶかはしんでんなどいふ村々を一宮いちのみやといふ村にいたる、山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
付添つけそへ酒代も澤山に遣す程に急げ/\と急立ける御定法の早飛脚はやひきやくは江戸より京都まで二日二夜半よはんなれども此度は大岡の家改易に成か又立かの途中なれば金銀を散財まきちらして急がせける程に百五十里の行程みちのり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
余与よと京水と同行どうかう十人小千谷をはなれて西の方●新保しんほ村●薮川新田やぶかはしんでんなどいふ村々を一宮いちのみやといふ村にいたる、山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
證據しようこに持參致さば金子は引替ひきかへに渡すべき約束仕つり九助は歸宅きたく仕つりしなり其譯は私しの宿より九助村方迄は六里程の行程みちのりにて大井河原がはらつゞきゆゑ甚だ街道物騷ぶつさうに存じ昨日の如く途中とちう盜賊たうぞくにも付られなば如何いかゞ故村方へ立歸り親類共にても兩三人同道どうだうにて來らば大丈夫ぢやうぶと心得斯の通り取計ひしと申ければ文左衞門シテ其金は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)