“せいすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
清水38.5%
盛衰15.4%
井水7.7%
犀水7.7%
精粋7.7%
精萃7.7%
西陲3.8%
逝水3.8%
醒睡3.8%
青水3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、彼は瓶を机の上に置いて、側に、用意の砂糖や清水せいすいを並べ、薬剤師の様な綿密さで、熱心に調合を始めるのでした。
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それで、大小二個の清水せいすいタンクを造って、よい飲料水を、横須賀よこすかの海軍専用の水道から、分けてもらうことにした。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
此地の温泉は今春以来かく大きなる旅館なども設けらるるようなりしにて、箱館はこだて相関聯あいかんれんして今後とも盛衰せいすいすべき好位置に在り。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さて、この立国立政府の公道を行わんとするに当り、平時にありてはしたる艱難かんなんもなしといえども、時勢じせい変遷へんせんしたがって国の盛衰せいすいなきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
井水せいすいはかえって暖かく、白いものが立ち昇っているが、それを汲み上げる間に、水桶の底は凍りついてしまう。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「はいはい。熱い湯では、なおなおお暑うございましょう。唯今、冷たい井水せいすいを汲ませまする」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石井柏亭、坂井犀水せいすいの美術学校改革案は、無論ある点では美術学校の宿弊に触れてゐる。
美術批評家の坂井犀水せいすい氏が、京都へ来て、竹内栖鳳氏を訪ねた事があつた。
ひとり活力を失うのみならず、社会の精粋せいすいようやく封建社会の外に集り、智勇弁力は、既に封建社会の敵となり、封建社会は、その中心点を失うて、漸く傾覆けいふくせんとす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ことにハイドンの如き古典の精粋せいすいとも言うべき弦楽四重奏曲を、あまりにも甘美にセンチメンタルに演奏することは避けるべきで、私はむしろプロ・アルテの素気そっけなさに賛意を持つ場合の方が多いのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
強いて闘争を好まず、ただ運命に対処する、という心掛けは、平穏温和の精萃せいすい、抜群の平和主義者というべきかも知れない。だから私のような人間はバカげた思想を好む。
武者ぶるい論 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
八百尼公技絶倫 風を呼び雨をぶ幻神の如し 祠辺の老樹精萃せいすいを蔵す 帳裡の名香美人を現ず 古より乱離皆数あり 当年の妖祟ようすい豈因無からん 半世売弄す懐中の宝 霊童に輸与す良玉珠
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
けだしこの時といえども、通商の国は和蘭一州に限り、その来舶らいはくするや、ただ西陲せいすいの一長崎のみなれば、なお書籍のとぼしきに論なく、すべて修学の道、はなはだ便ならざれば、いま隔靴かくかうらみを免れず。
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
父はこの月の七日なぬか、春雨さむきあした逝水せいすい落花のあわれを示し給いて、おなじく九日の曇れる朝、季叔すえのおじの墓碑と相隣れるところとこしなえに住むべき家と定めたまいつ。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
醒睡両非還両是 醒睡せいすいふたつながら非 また両つながら
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
オヤとおもつて、窓外まどのそとながめると、今宵こよひ陰暦いんれきの十三月明つきあきらかなる青水せいすい白沙はくしや海岸かいがんには、大佐たいさ部下ぶか水兵等すいへいらは、晝間ひるま疲勞つかれこのつきなぐさめんとてや、此處こゝ一羣ひとむれ