“きよみず”の漢字の書き方と例文
語句割合
清水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だみ声で耳の根にたたきつけるやうな南禅寺の鐘、すこし離れて追ひ迫る智恩院の鐘、遠くに並んできれいに澄む清水きよみず、長楽寺の鐘。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
彼の姿絵を、床の下に敷きながら、こがれ死んだ娘や、彼に対する恋のかなわぬ悲しみから、清水きよみずの舞台から身を投げた女さえない事はない。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
お京の爪皮つまかわが雪をんで出た。まっすぐに清水きよみず下の道へは出ないで、横に池について、褄はするするとさばくが、足許の辿々たどたどしさ。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)