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齢
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ヨ
ふりがな文庫
“
齢
(
ヨ
)” の例文
旧字:
齡
齢
(
ヨ
)
の
長人
(
ナガビト
)
を、其処の住民と考へる外に、大きくも、小くも、此土の人間の脊丈と余程違うた人の住みかとも考へたらしい。
妣が国へ・常世へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
「とし」と言ふ語が、米穀物の義から出て、年を表すことになつたと見る方が正しいと同じく、此と同義語の「よ」が、
齢
(
ヨ
)
・
世
(
ヨ
)
など言ふ義を分化したものと見られる。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
海岸の洞穴——恐ろしい風の通ひ路——から通ふ海底或は、海上遥かな彼岸に、さうした祖先以来の霊は、死なずに生きて居る。絶対の
齢
(
ヨ
)
の国の聯想にふり替つて来た。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
としといふ語が米又は穀物の義から出て
年
(
トシ
)
を表す事になつたと見る方が、正しい様であるとおなじく、同義語なる「よ」が、
齢
(
ヨ
)
・
世
(
ヨ
)
など言ふ義を分化したものと見られる。
「とこよ」と「まれびと」と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
初春朝賀の式が行はれる時に、天皇が祝詞を下されると、群臣が其に御答へとして、
寿詞
(
ヨゴト
)
を奉る。此は、天皇の
齢
(
ヨ
)
を祝福すると同時に、服従の誓ひを新しくすることである。
古代人の思考の基礎
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
わが
齢
(
ヨ
)
老
(
フ
)
けたるを、夜深く覚ゆると言ふ懸け詞でもなくて、而も気分だけはやはりそれに這入つてゐる。言語の効果多い技術の対立してゐるのが、此歌の不統一感をなしてゐるのは、事実である。
橘曙覧評伝
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“齢”の意味
《名詞》
(よわい)年齢。
(出典:Wiktionary)
齢
常用漢字
中学
部首:⿒
17画
“齢”を含む語句
年齢
老齢
妙齢
高齢
御齢
蒲松齢
頽齢
齢詞
御年齢
年齢下
齢下
齢上
鶴齢
鬼三太残齢記
齢恰好
馬齢
齢端
郭松齢
適齢
齢言
...