“長人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちやうじん28.6%
ながひと28.6%
せいたか14.3%
ながびと14.3%
ナガビト14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曰ふ、會津藩士あひづはんしは、性直にして用ふ可し、長人ちやうじんの及ぶ所に非ざるなりと。夫れくわいちやうてきなり、かも其の言かくの如し。以て公の事をしよすること皆公平こうへいなるを知るべし。
ことさへぐ国の長人ながひとさかづきに其が影うつせいもにのません
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
サラミスの長人せいたかアヤース、ギリシア軍のトロイ攻めに武勇抜群だったが敵味方ともオジッセウス戦功無双と讃めしをうらみ自殺した、その血から紫の百合花葩はなびらにアイ
父は世の長人ながびとにて七十六歳まで在りければ、生前にすら若き頃の友の残りゐ給へるは稀なりしを、まして歿後十三年を経つる今には、父が若き日を知り給へる人ほとほと無かるべく
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
長人ナガビトを、其処の住民と考へる外に、大きくも、小くも、此土の人間の脊丈と余程違うた人の住みかとも考へたらしい。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)