“公平”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうへい90.0%
キンピラ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、この自然しぜんおそろしさは、さすがに公平こうへいであるというようながしたのです。なぜなら、自分じぶんひとりがおそろしいのでない。
酒屋のワン公 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わしのをひの、おとうとの! おゝ、御領主とのさま! おゝ、をひよ! わがつま! おゝ、大事だいじの/\、親族うから血汐ちしほながされてゐる! 公平こうへい御領主ごりゃうしゅさま
殊に昔の江戸つ児と言はれる人々が公平キンピラ並みに五郎を崇拝するかと言ふと、其竹を割つたやうな気性や、勇力を渇仰するからだと思うてゐるだけでは、答へにはならない。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)