“せいたか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背高36.8%
脊高21.1%
制吒迦15.8%
制多伽5.3%
制擿迦5.3%
勢多伽5.3%
生高5.3%
長人5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正太しようた此日このひがけのあつめをやすませもらひて、三五らう大頭おほがしらみせ見舞みまふやら、團子屋だんごや背高せいたか愛想氣あいそげのない汁粉しるこやをおとづれて、うだまうけがあるかえとへば、しようさんおまへところ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やまゆりのはなが、脊高せいたかく、みごとにひらきました。きんせんかや、けしのはなも、うつくしくいていました。
気にいらない鉛筆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
矜羯羅こんがらよりは制吒迦せいたかに近い、かかる如意使者は、欧州の巫蠱ふこ(ウィチクラフト)また人類学にいわゆるファミリアール(眷属鬼)の一種で、諸邦眷属鬼については
とすすめたのは、歌をうたっていた制多伽せいたかであります。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
例の坊主勝手な言で、果してさようなら、持呪者は只働ただばたらきで余り贏利もうけにならぬ、この緊羯羅は瞋面怒目赤黄色狗牙上に出で、舌を吐いて唇を舐め、赤衣を着たという人相書で、これに反し制擿迦せいたか
「私たちは大聖不動明王だいしょうふどうみょうおうの御使の、金伽羅こんがら勢多伽せいたかという童子、文覚無上の大願を起して勇猛なぎょうを企てているから、行って力を借してやれとの仰せ、不動明王のご命令で現れたのです」
忠興は、間もなく古田織部の手を経て、黄金二千枚を払つて、唐物の名物「生高せいたか」といふ茶入を手に入れました。そしてやつと仲間喜平の名前の重みから免かれることができました。
小壺狩 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
サラミスの長人せいたかアヤース、ギリシア軍のトロイ攻めに武勇抜群だったが敵味方ともオジッセウス戦功無双と讃めしをうらみ自殺した、その血から紫の百合花葩はなびらにアイ