“のつぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背高57.1%
背高男14.3%
長身14.3%
脊高14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なに、レヴコー? レヴコーなんざ、まだ青二才だあな!」と、嗄がれた低い声で、その背高のつぽの男が言つた。
ウヰルソンの義弟といふのは、たけ七尺もあらうといふ背高男のつぽで、道を歩く時にはお天道様てんとうさまが頭につかへるやうに、心持せなかゞめてゐた。
リンコルンは応接室に入つて来たが、へや中央まんなかに突立つてゐる背高男のつぽが目につくと、挨拶をする事も忘れて、材木でも見る様にくつ爪先つまさきから頭に掛けて幾度か見上げ見直してゐる。
例の長身のつぽの勇士が、驚愕のあまり天井へ跳ねあがつて、横梁よこぎを頭で小突き上げたため、棚板が外れて、ガラガラつと物凄い音を立てざま、祭司の息子が地面したへ転げ落ちてきた。
再度の驚愕でやうやく我れに返つた教父は、わなわなと顫へながら女房の裾のしたへもぐりこんだ。長身のつぽの勇士は狭い焚口から無理やりに煖炉ペチカのなかへ這ひこむなり、自分で焚口の扉を閉めてしまつた。
「唯今承はりますと、今日の司会者は、私にお会ひになつて、ひど失望がつかりせられたやうな御容子ようすで、誠にお気の毒に堪へません。」と首相は脊高のつぽの司会者の方へ皮肉な目つきを投げた。