背高男のつぽ)” の例文
ウヰルソンの義弟といふのは、たけ七尺もあらうといふ背高男のつぽで、道を歩く時にはお天道様てんとうさまが頭につかへるやうに、心持せなかゞめてゐた。
リンコルンは応接室に入つて来たが、へや中央まんなかに突立つてゐる背高男のつぽが目につくと、挨拶をする事も忘れて、材木でも見る様にくつ爪先つまさきから頭に掛けて幾度か見上げ見直してゐる。
背高男のつぽの議員は不思議さうな顔をして背をかゞめた。