“制吒迦”の読み方と例文
読み方割合
せいたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不動明王の左右に侍する可愛らしい矜迦羅こんがら制吒迦せいたかの二童子、その他八大童子の類、すなわち所謂護法童子である。
矜羯羅こんがらよりは制吒迦せいたかに近い、かかる如意使者は、欧州の巫蠱ふこ(ウィチクラフト)また人類学にいわゆるファミリアール(眷属鬼)の一種で、諸邦眷属鬼については
といふ掛声かけごゑとゝもに、制吒迦せいたかごとあらはれて、写真機しやしんき附属品ふぞくひんを、三金剛杵こんがうしよごと片手かたてにしながら、片手かたてで、おびつかんで、短躯小身たんくせうしん見物けんぶつちうつておよがして引上ひきあげた英雄えいゆうである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)