“巫蠱”の読み方と例文
読み方割合
ふこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都では巫蠱ふこの獄が起こり戻太子れいたいしの悲劇が行なわれていたころ、父子相伝ふしそうでんのこの著述がだいたい最初の構想どおりの通史つうしがひととおりでき上がった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
矜羯羅こんがらよりは制吒迦せいたかに近い、かかる如意使者は、欧州の巫蠱ふこ(ウィチクラフト)また人類学にいわゆるファミリアール(眷属鬼)の一種で、諸邦眷属鬼については
虚誕妄説を軽信して巫蠱ふこ神仏に惑溺し、あるいはいわゆる聖賢者の言を聞きて一時にこれに和するのみならず、万世の後に至りてなおその言の範囲を脱すること能わざるものに比すれば
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)