“蠱術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まじなひ40.0%
こじゅつ20.0%
まじもの20.0%
マジ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「雨傘は荷厄介ですから」と沼波氏は蠱術まじなひのやうに一寸自分の鼻をつまんでみせた。「いつそ雨を止めてしまひませう。」
滎陽けいよう郡にりょうという一家があって、代々一種の蠱術こじゅつをおこなって財産を作りあげた。ある時その家に嫁を貰ったが、蠱術のことをいえば怖れ嫌うであろうと思って、その秘密を洩らさなかった。
此神は、元、農桑の蠱術マジの神で、異郷の富みを信徒に頒けに来たもの、と思はれて居たのであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)