“滎陽”の読み方と例文
読み方割合
けいよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝の車駕をはじめおびただしい洛陽落ちの人数は、途中、行路の難に悩みながら、滎陽けいようまで来て、ひと息ついていた所へ、早くも
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
滎陽けいよう郡にりょうという一家があって、代々一種の蠱術こじゅつをおこなって財産を作りあげた。ある時その家に嫁を貰ったが、蠱術のことをいえば怖れ嫌うであろうと思って、その秘密を洩らさなかった。
滎陽けいようの太守王植おうしょくは、すでに早打ちをうけとっていたが、門をひらいて、自身一行を出迎え、すこぶる鄭重に客舎へ案内した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)