“けいよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
形容70.6%
滎陽17.6%
茎葉5.9%
景燿5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其振動そのしんどうぶりは、最初さいしよ縱波たてなみくらべてやゝ緩漫かんまん大搖おほゆれであるがため、われ/\はこれをゆさ/\といふ言葉ことば形容けいようしてゐる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
滎陽けいよう郡にりょうという一家があって、代々一種の蠱術こじゅつをおこなって財産を作りあげた。ある時その家に嫁を貰ったが、蠱術のことをいえば怖れ嫌うであろうと思って、その秘密を洩らさなかった。
ユリの諸種はみな宿根草しゅっこんそうである。地下に鱗茎りんけい(俗にいう球根)があって、これが生命のみなもととなっている。すなわち茎葉けいようれても、この部はいつまでも生きていて死なない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
くきは直立し少数の茎葉けいよう互生ごせいし、初夏しょかこういただき派手はでやかな大花たいかが咲く。葉は直立せる剣状けんじょう白緑色はくりょくしょくていし、基部きぶ葉鞘ようしょうをもって左右に相抱あいいだき、葉面ようめんの中央には隆起りゅうきせる葉脈ようみゃくあらわれている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
延凞えんきの年号は、二十年を以てあらためられ、景燿けいよう元年となった。てい劉禅りゅうぜんは、この頃からようやく国政にみ、日夜の歓宴にひたりはじめた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして景燿けいよう六年の秋、一挙に蜀中に攻め入って、その覆滅ふくめつぐべしと、鄧艾とうがい鍾会しょうかいを大将として、無慮数十万の大兵は、期して、魏を発し、漢中へ進撃した。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)