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頽齢
ふりがな文庫
“頽齢”の読み方と例文
読み方
割合
たいれい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいれい
(逆引き)
もはや私は余命
幾許
(
いくばく
)
もなき、御覧のごとき
頽齢
(
たいれい
)
の老人です。日は暮れて道はなお遠く、研究し残していることは山ほどある。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
実兄は
窃
(
ひそか
)
に旅費を贈ってもいいといったほど好意を持っていたが、世間を
憚
(
はばか
)
って見送りに行かず、世田ヶ谷の老人もまた
頽齢
(
たいれい
)
をいいわけにして出て来なかった。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
尤も唯物主義的に解釈すれば、彼の
頽齢
(
たいれい
)
や病なども或は彼の人生観を暗いものにしてゐたかも知れない。
続文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
頽齢(たいれい)の例文をもっと
(6作品)
見る
“頽齢”の意味
《名詞》
年老いた年齢。老齢。
(出典:Wiktionary)
頽
漢検1級
部首:⾴
16画
齢
常用漢字
中学
部首:⿒
17画
“頽”で始まる語句
頽
頽廃
頽勢
頽然
頽廃的
頽廢
頽雪
頽唐
頽廢堂
頽折
“頽齢”のふりがなが多い著者
杉山萠円
橘外男
高浜虚子
岡本かの子
永井荷風
夢野久作
芥川竜之介