“たいれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頽齢54.5%
大礼27.3%
大令9.1%
大厲9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実兄はひそかに旅費を贈ってもいいといったほど好意を持っていたが、世間をはばかって見送りに行かず、世田ヶ谷の老人もまた頽齢たいれいをいいわけにして出て来なかった。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「なぜですか。私の一生に一度の大礼たいれいですばい。出てくんなさらんか。少し不人情のごたるな」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうして其後三年ばかり経つに財産をすった者が続出したので、鎮の某は賭博の弊風を一掃しようとしてこれをそっと某大令たいれいに告げた。
厲鬼れいきのことは『春秋左氏伝』の諸所に出ているが、「成公十年」の条に、「晋侯しんこうの夢に大厲たいれい被髪地ひはつちに及ぶ。 ...
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)