“てぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手振93.8%
風俗6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これによりて初めて日本なる人種の特色とまたその時代の各階級の特色となるべき固有の手振てぶり態度を描き得るなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
都の手振てぶりだとか北里十二時ほくりじゅうにときだとかいうものは、読む人が文と事との間に調和をかいでいるのを感ぜずにはいない。
空車 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一も西洋二も西洋と。かの風俗てぶりをのみまなぶこととなりぬ。これなん第一回にいでし。篠原浜子の父通方みちかたなり。年は五十をこしたれども。男子なんしなくただ一人の女子にょし浜子のみなりければ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)